骨粗鬆症による大腿骨骨折

 厚生労働省の調査によれば、骨粗鬆症で起こりやすくなる中高年の大腿骨骨折の人口あたりの割合は、西日本で高く、北海道や東北地方で低いことがわかりました。2015年に大腿骨を骨折した人は、男性32千人、女性12万人でした。女性に圧倒的に多く、寝たきりになってしまいます。更年期以降のエストロゲン欠乏が原因となっています。高齢者ほど骨折しやすく、75歳以上が男性で76%、女性で87%を占めています。
 全国平均を100とした骨折の発生比は、女性では兵庫や和歌山、沖縄などが120前後と西日本で高く、秋田や青森など東北以北で低くなっています。男性も同じ傾向で、最も高い沖縄と低い秋田では2倍超の差がありました。食生活の違いなどが関係している可能性があります。

(2017年10月13日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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