高速道路への誤進入の増加

国土交通省の発表によれば、高速道路に原付きバイクや自転車、歩行者が誤って入り込む例は、2022年度には3,800件超を数え、10年前の1.5倍の水準となっています。特に目立つのが、スマートフォンでナビアプリを正しく設定せずに利用し、誤進入するケースです。
誤進入した人の6割がナビアプリを使用しています。高速道への誤侵入は高止まりしています。近年は4,000件に迫る年が目立っています。内訳をみると徒歩による誤侵入は減少傾向にある一方、原付が増加しています。2022年度は2,160件と全体の6割近くを占めています。原付などの誤侵入が後を絶たないのは、スマホでのナビアプリ普及が影響しています。ナビアプリは、自動車モードに設定すると、最速ルートとして高速道路を通る経路が表示されます。原付や自転車で案内に従えば誤侵入に至ります。

(2023年11月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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