1人の患者で、1か月間にかかった診療報酬明細書（レセプト）の金額が1,000万円以上だったのは、2017年度には過去最多の532件でした。約10年前の2008年度は134件でした。ほぼ右肩上がりに増えて約4倍になり、初めて500件を超えました。このうち2,000万円以上の件数も前年度から3件増え、過去最多の72件でした。2013年度の36件から倍増しています。
上位100件の病気別の内訳では、循環器系疾患が41件と最多でした。近年の高額な補助人工心臓の普及などが背景にあるとみられます。続いて、血液疾患、先天性疾患などの順でした。最も高かったのは、血友病で月約7,915万円かかっています。
（2019年4月25日 読売新聞）
（吉村 やすのり）
