高齢者人口割合の増加

 総務省の発表によれば、65歳以上の高齢者の推計人口は3,619万人と前年から5万人減少しましたが、総人口に占める割合は0.1ポイント上昇して29.4%と過去最高を更新しています。昨年の高齢者の就業者数も930万人と21年連続で増加し、過去最多となっています。

 高齢者の減少は2年ぶりで、増加数よりも死者数の方が多かったことなどが要因です。高齢者の割合は1950年から増え続けていて、国立社会保障・人口問題研究所は、2050年には37.1%に達すると推計しています。高齢者の男女別内訳は、男性が1,568万人で男性全体に占める割合は26.2%、女性は2,051万人で女性全体の32.4%を占めています。年代別で見ると、後期高齢者にあたる75歳以上は2,124万人で、総人口の17.2%を占めています。

 国連の推計によれば、日本の高齢者の割合は、人口4,000万人以上の世界38か国で最も高く、2位はイタリアの25.1%、3位はドイツの23.7%でした。

(2025年9月15日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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