鳥取大学医学部付属病院運営諮問会議が開催されました。今回のテーマは「地方創生と地方国立大学の役割」でした。令和3年3月に第5次国立大学法人等施設整備5か年計画において、国立大学に求められる役割として、国立大学の本来の役割である教育研究の機能強化とともに、地域・地方・世界への貢献が求められています。
現在大学には、社会の様々な人々との連携により、創造活動を展開する“共創”の拠点として立ち位置が期待されています。
共創拠点としての医学部附属病院の果たすべき役割、すなわち医療による地方創生について私見を述べさせていただきました。地方の消滅の第一の要因は、女性の地方からの転出超過です。女性活躍の場の提供、周産期医療の充実、子育て教育支援がなければ、女性は地方を離れてしまい、地方の衰退が加速します。大学病院として、女性転出を減少させるために何ができるかが重要となってきます。様々な有識者の方々とともに有益な意見交換をすることができました。
(吉村 やすのり)