衆議院議員野田聖子先生が、「不妊治療卵子提供のち障害児の母」と題した特別講演をされました。現在、多くの女性が仕事か子どもをもつかの選択をしなければならない状況にあります。キャリア形成を望んだ結果、妊娠適齢期を逸し、高齢の不妊患者が増えています。講演の中で、企業がフレックス制や企業内保育、出産後の職場復帰を強力に推し進めなければならないことを強調されていました。夫婦共働きでも負担なく子育てができる社会を作り出していくことが、行政としての最重要課題であると述べられました。
少子化は福祉政策のみならず、社会保障や経済政策として捉え、中長期的な視野で取り組んでいかなければなりません。いつもながら素晴らしい特別講演でした。
(吉村 やすのり)