日本産科婦人科学会は、2019年の体外受精・胚移植などの生殖補助医療の臨床成績を公表しています。2019年の治療周期数は458,101周期であり、ここ3年あまり高止まりの傾向にあります。2019年に生殖補助医療によって生まれた子どもの数は、60,598人であり、2018年に比較して、生殖補助医療で生まれた子どもは3,619人増加しています。総出生児の14.3人に1人が生殖補助医療により誕生しています。また、出生児の89.4%は、凍結胚を用いた治療によって生まれています。
(日本産科婦人科学会雑誌 第73巻第9号)
(吉村 やすのり)