2013年の生殖補助医療成績―Ⅱ

妊娠率と生産率の推移

 2006年以降、妊娠率や生産率に低下がみられていますが、これには二つの理由が考えられます。一つは、40歳以上の高齢女性が40%以上を占めるようになったことにより、高齢による妊娠率の低下です。もう一つは、最近では強力な卵巣刺激をしないで採卵するケ-ス(自然周期や低刺激法)が多くなり、一回の周期あたり採取できる卵子の数が減少したことによる周期あたりの妊娠率の低下です。移植あたりの生産率の低下は、高齢化によるものです。

(吉村 やすのり)

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