世界経済フォーラムの2025年版男女格差(ジェンダーギャップ)報告書によれば、日本は調査対象148カ国のうち、前年と同じ118位で、G7で最下位でした。報告書は教育・健康・政治・経済の4分野で男女平等の度合いを分析しています。
日本は政治で125位と低評価を受けています。女性の国会議員が少なく、過去50年間で一度も女性の首相がいない点などが影響し、昨年に比べて後退しました。女性の労働力増加など進歩したとされた経済では、女性管理職の項目が127位と著しく低いままでした。
全体ではアイスランドが首位を維持し、フィンランド、ノルウェーと続き、トップ3の顔ぶれは例年通りでした。
(2025年6月13日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)