3次元CGの医療現場への応用

新型コロナの流行を受け、ウイルスの特徴や医薬品など専門的な情報に接することが多くなっています。それにより医師や専門家と一般の人をつなぐ科学コミュニケーションの重要性は高まっています。CGやVRはその強力な道具となっています。医療分野でも、最新の研究論文や医師・研究者への聞き取り調査をもとに、CTやMRIなどの画像データを手掛かりに臓器を再現することが可能になってきています。
こうした3次元CGを医療現場に応用することにより、医師が検査画像を可視化することができます。角度や断面を動かしながら病巣を観察することができ、術前の患者の説明にも役立ちます。また、様々な医療現場における検査を、バーチャルに練習できる教育資材として活用できます。最先端の研究成果や科学の知見を生かして、タイムリーに映像制作するCGクリエイターとして期待が高まっています。

(2020年9月9日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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