スク-ルセクハラ

 学校の教職員による性的な嫌がらせであるスク-ルセクハラが深刻化しています。わいせつな行為で懲戒処分や訓告を受けた公立学校の教員は、2013年度初めて全国で200人を超えています。生徒や児童にとって、先生からの性的嫌がらせを拒否することができにくく、どうしても耐えるケ-スが多くなります。その結果、学校に行けなくなり、食欲もなくなり下痢を繰り返すなど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になることもあります。     わいせつ行為の相手は、自校の生徒が77人で最多です。自校の児童16人などを含めると教え子は半数にのぼります。内容は、体に触るが56人で最も多く、電子メ-ルなどによる性的嫌がらせも増えています。横行する理由については、指導という名目で身体接触が多いことによります。演劇部やコ-ラス部などの部活動の場面で、体に触りながら稽古したり、全国大会にでるためなどと正当化したりする例が多くみられます。

(2015年7月22日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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