猛暑が続き、熱中症が心配されています。特に、子どもは大人よりも熱中症になりやすいうえ、遊びに夢中で、気付かないうちに症状が進む危険性が高いとされています。子どもは大人より背が低く地面に近いため、暑さの影響を多く受け取ることなどから、熱中症になりやすいと考えられています。熱中症は湿度も影響します。エアコンや扇風機を使い、室温28度以下、湿度40~50%を保つようにします。服が汗でぬれた状態だと、それ以上汗がかけず、体温上昇を招くので、こまめに着替えさせることが大切です。
乳幼児の起源が悪くて泣いてばかりいる、泣いても涙が少ない、児童の食欲がない、暑いところで汗が出ないなどの状態がみられたら、熱中症が疑われます。暑い時間帯の外出は控え、外に出るときも、できるだけ日陰で遊ぶように心がけます。太い血管が通る首に直射日光が当たって体温が上がらないよう、つばが後ろ側にある麦わら帽子などをかぶらせたり、首にタオルを巻かせたりするとよいとされています。
(2015年7月25日 讀賣新聞)
(吉村 やすのり)