ロコモティブシンドロ-ム(ロコモ)とは

 加齢に伴って体を動かすために使う骨や関節、筋肉などの運動器に問題が起き、立ったり歩いたりする機能が低下した状態のことをいいます。運動器症候群とも言います。片脚で靴下がはけなくなったり、階段を上がるのに手すりが必要となったり、歩いてつまずいたりします。膝や腰の痛みや、手足のしびれなどを訴えます。
 介護保険の要介護・要支援認定の主な原因のうち、骨折や関節疾患といった運動器の障害、つまりロコモが25%を占めています。何よりも予防と対策が大切です。早い段階で分かれば、筋力トレ-ニングや足腰の長期の治療によって、症状の改善や運動機能の維持が図れます。特に女性の場合は、若い時期から月経の状態に注意を払い、骨量が低下しないように心がけるべきです。

(2015年10月4日 毎日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。