わが国の出生数と中絶率との関係
出生数と中絶率とは逆相関する傾向がみられます。1950年代の出生数の低下には、人口妊娠中絶の増加が関与していると思われます。特筆すべきは、1966年の丙午での出生数の落ち込みです。丙午の年は迷信と中国の干支の属性から、産む事が敬遠されるという歴史があります。出生と中絶のデータを見ると、この出生率の極端な低下が妊娠の回避ではなく、中絶によってコントロールされていたことが分かります。
(家族と健康 平成28年1月1日)
(吉村 やすのり)
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