今冬、インフルエンザの流行が遅れています。例年は12月に流行期に入りますが、昨年末までの1週間に全国の医療機関を受診した患者数は1施設当たり0.76人で、流行開始の目安となる1人を下回っています。暖冬で湿度が高いことが影響していると思われます。
現在は落ち着いた状態でも、これからは流行が本格化することが考えられます。早期のワクチン接種のほか、手洗いやマスクの着用などを徹底することが大切です。
(2016年1月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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