年齢別の中絶件数の年次別推移
ここ数年間における中絶数の減少は顕著であり、2014年度を見ると、前年比総数では4348件、20歳未満でも1505件減少しています。一方、40~44歳では81件、45~49歳は44件増加しており、産み終え世代での中絶数の増加が問題視されます。これには、性交回数の減少が避妊に対する意識を低下させ、いきなり妊娠を招いているともいえます。
出生数と中絶数を足し合わせて妊娠総数と定義し、そのうち中絶がどれくらいの割合を占めるかを見ると、さらにその実態を知ることができます。少子化時代において、家族計画指導はもはや不要ではないかとの意見もありますが、対象者を絞った避妊指導が今もなお重要であることが分かります。
(家族と健康 平成28年1月1日)
(吉村 やすのり)
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