がん、心臓病、脳卒中の3疾患は、2010年まで50年以上にわたり死因1~3位を占め、三大死因と呼ばれています。脳卒中は、1980年まで30年連続で日本人の死因トップでした。治療法や予防の進歩に伴い、死者数は緩やかに減ってきていますが、介護が必要になる最大の原因となっています。今後も高齢化が進む中、対策の拡充が求められています。
脳卒中は11~14年、肺炎に次ぐ4位ですが、介護が必要となる原因では最多の21.7%を占めています。介護を受ける人は年20万人のペースで増えており、早急に手を打つ必要があります。脳卒中対策としての予防は、生活習慣の見直しが中心です。1日の食塩摂取量を現状の平均10.6グラムから8グラムに減らす目標を掲げています。また男性の場合、平均歩数は15%増の1日9000歩としています。
(2016年1月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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