子宮体がん
子宮体がんも近年増加しているがんの一つです。エストロゲンと黄体ホルモンの合剤であるOC服用により、子宮体がん、特に子宮内膜がんリスクは低下されると考えられています。
OC服用後によるオッズ比(OR)は、0.574と有意なリスク低下を決めています。また、死亡率についても低下させます。服用期間との関連では期間が長くなるとリスクがより低下することが示されています。加齢により子宮体がん罹患率は上昇しますが、OCの開始年齢が子宮体がんの抑制に及ぼす影響については、25歳以上であれば、発症リスクを減少させることがわかっています。
日本における子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん罹患者数の年次推移
(がん情報サービス:グラフデータサービス)
(吉村 やすのり)