ジカウィルスに感染した妊娠女性の約3割において、先天的に頭の小さい小頭症などを含む胎児の異常が見つかったことが報告されています。ジカウィルスの感染が確認された妊婦42人の胎児を超音波検査したところ、12人に小頭症や神経系の異常が見つかり、うち2人は死亡しました。感染がなかった女性16人の胎児には、異常は認められませんでした。
風疹の場合、感染が妊娠初期の方が胎児に障害が出やすいとされています。しかし、今回報告されたジカウィルス感染症の妊婦は、妊娠の週数に関係なく胎児に重い障害が出ている点が特徴的です。
(The New England Journal of Medicine )
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