私大生への仕送り

 東京私大教連の調査によれば、首都圏の私立大学に通う学生への仕送りは、月額86,700円で、15年連続で減少しています。そのうち家賃が7割前後を占めています。家賃を除いた1日当たりの生活費は850円で、1986年度以降で過去最低を更新しています。
 仕送りから家賃分を除いた生活費は25,500円あまりです。アルバイトをしないと通信費や食費などが支払えないのが現状です。このような状況では、学生の本分である勉学にあてる時間に制約がかかると思われます。学生が首都圏の大学に集中することも考え直すべきです。そのためには、地方大学が魅力あるカリキュラムを作成し、若者が地方に留まる環境を提供することが大切です。

(2016年4月7日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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