4月15日、大阪で開催された第116回日本外科学会定期学術集会で、特別企画「女性外科医の活躍推進―ダイバーシティ時代を迎えて―」のセッションで基調講演をさせて頂きました。演題名は、「女性医師が仕事を継続しつつ、産み育てられる社会の形成のために」でした。
現在、産婦人科医のみならず外科を志す医師も減少してきています。厳しい労働環境がその一因と考えられますが、そのような状況下で女性外科医の割合が増えてきています。今後は外科領域においても、女性が仕事を継続しつつ子育てができるような環境を考えていかなければなりません。第一線で働く女性外科医の方々が現状を発表され、それぞれ素晴らしい提言を頂きました。情報交換の場として大いに役立ち、今後の学会のあり方を考える上で有意義な企画でした。
(吉村 やすのり)