子どもの貧因対策会議

 神奈川県は、高校生や大学生が加わる「かながわ子どもの貧因対策会議」(仮称)を立ち上げます。子どもの貧因対策に高校生らの声を生かす取り組みを始めようとしています。厚生労働省によれば、日本の子どもの貧因率は16.3%であり、6人に1人ほどが貧因とされています。様々な支援の声の高まりを受け、各自治体は対策に力を入れています。
 同世代の問題なのに、子どもの貧因への高校生の意識は高くありません。若い世代が当事者の話に耳を傾ければ、貧因に関する悩みも打ち明けやすいのではないか、貧因の実態により近づけるのではないかとの考え方から、高校生が知事への提言づくりを進めます。子ども自身が子どもの貧因対策に関われる場を作ること、素晴らしいアイディアだと思います。

(2016年4月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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