スポーツの習慣

 日本の平均寿命は男性が約81歳、女性が約87歳です。世界的な長寿国ですが、健康寿命は2013年時点で男女とも70代前半です。高齢化が進む中、早くから運動する習慣をつけておくことが、健康寿命の延長に大切です。日常的な運動は、脳梗塞や心筋梗塞などの脳や心血管系の病気のリスクを下げます。3年以上にわたり週3回以上、フィットネスクラブに通う人は、4085歳の脳心血管系にかかる医療費を1人平均153万円削減できるとの試算もあります。運動習慣による血圧低下が良い影響を与えています。
 しかし、継続的に運動する人は減っています。就業する高齢者や、親を介護する中高年層が増えています。また、共働きで乳幼児を育てる若い世帯も多く、スポーツに回す時間がない人が増えています。

(2016年6月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。