婚外子であるか否かの戸籍への記載

9月26日、最高裁は、婚外子であるか否かを戸籍に記載することを義務付けた規定は、婚外子を不利に扱うものではないとの合憲判断を示した。つまり、事実婚の間の子どもであるいわゆる婚外子はその旨が戸籍に記載されているが、そのこと自体は違憲ではないと判断されたことになる。

しかし一方で、両親の戸籍を見れば生まれた子どもが婚外子かどうかは確認することができるため、婚外子記載は必要不可欠とは言えないということも示した。先日の婚外子の相続差別が違憲判断であるとの決定と併せると、今後、婚外子であることの記載は必要でなくなるかもしれない。

(吉村 やすのり)

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