日本産科婦人科学会のミッションは、「産科学及び婦人科学の進歩・発展を図りもって人類・社会の福祉に貢献すること」と定款に記載されています。本会は学術団体ですが、専門家集団としてわが国の産婦人科を取り巻く環境の変化に対応し、女性と生まれてくる子ども達の幸せのために、社会全般と広く係わっていく必要があり、現在まで多くの事業を展開してきました。
最近では、少子化問題への対応、福島県の周産期医療への支援、子宮頸がん予防のHPVワクチン普及のための課題の克服、新たな専門医制度発足に向けての準備、生殖を巡る倫理的懸念への対応、新産婦人科医師確保を確保するための事業であるサマースクールや、若手育成事業であるスプリングフォーラムの開催、ワーク・ライフ・バランスを考えた産婦人科医労務環境の改善、産婦人科医地域格差の改善と医療体制の整備など、多くの課題に学会を挙げて取り組んできました。
本学会の事業活動に御理解と御賛同をいただき、是非ご寄附をお寄せ下さいますよう心よりお願い申し上げます。
(吉村 やすのり)