国土交通省は、シートベルトをせずに走行すると警報音が鳴り続ける装置の設置を乗用車の全座席に義務付けることにしています。来年6月にも道路運送車両法の保安基準を改正し、2019年にも義務化します。後部座席でベルトを着けない人が死傷する事故が依然多いことから、現在は運転席だけの義務付け対象を拡大します。
国土交通省が警報装置の設置義務の対象を拡大するのは、後部座席のシートベルト着用率が低く、死傷事故が相次ぐためです。今回の義務づけ対象にはタクシーも含まれます。現在は対象外であるバスやトラックの運転席・助手席についても、警報装置の設置を義務化します。
(2016年11月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)