江戸川大学のメディアコミュニケーション学部の濱田先生が、少子化危機突破タスクフォース(第2期)情報提供チームで“話題性と正確性”について述べられた。
少子化問題はわが国の社会経済の根幹にかかわる問題であり、広く国民的関心を高める必要がある。少子化対策において重要である結婚・妊娠・出産にかかわる情報は科学的裏付けが求められ、正確で総合的な情報発信が不可欠である。しかし、正確で総合的な情報は話題になりにくく、一方断片的で一般の興味を引く情報は正確さに欠けることが多い。そのため、「国民的関心の向上」を行いつつ、必要に応じ「正確で総合的な情報の提供」へ誘導する動線を設計すべきであると論じられた。
正確性をもった情報が話題性を持つことが理想であるが、現実は大変難しいものである。
(吉村 やすのり)