企業で働く障害者が増えています。従業員が50人以上いる企業は、障害者を雇うことを法律で義務付けられています。厚生労働省の調査によれば、企業で働く障害者は、2016年6月時点で約47万人と、13年連続で最多を更新しています。しかし、従業員に占める障害者の割合は1.92%で、法律が求める2%に届いていません。
障害のある人が、能力と適性を生かした仕事をすることは、生きがいにもつながります。障害がある人もない人も一緒に仕事をし、理解し合えれば、共存が当たり前という優しい社会になります。
(2017年4月5日 読売新聞)
(吉村 やすのり)