葉酸の効果
葉酸摂取量により、うつ病の発症率を調べたところ、最大摂取群と最低摂取群では、うつ病の発症が2倍違うことが明らかになりました。脳梗塞や心筋梗塞を起こしたりすると、認知症の発症頻度も増します。遺伝子の修復にも葉酸が必要になります。骨粗鬆症予防のためには葉酸は必要です。
わが国においても、葉酸の摂取基準を国際的な基準である400㎍、妊婦で600㎍に改める必要があります。具体的な葉酸の摂取には、欧米でも成功している、穀類に葉酸を入れるというのが一番であると思われます。葉酸の含有量が高い食物としては、ホウレンソウ、海苔、レバー、枝豆、緑茶、果物があげられます。
(2017年8月1日 家族と健康 第761号)
(吉村 やすのり)