RSウイルス感染症

 RSウイルスはありふれたウイルスで、咳やくしゃみのしぶきを通して感染します。最初に感染した時に重症化しやすく、乳幼児や高齢者は、気管支炎や肺炎になることがあります。このRSウイルス感染症が、今年大流行しています。秋から冬に流行するとされてきましたが、今年は夏に患者数が急増しました。
 治療は症状を軽くする対症療法が中心になります。ワクチンは開発されていないため、予防の基本は手洗いです。1歳未満の赤ちゃんがいる家庭では、特に注意が必要です。咳などの症状がある人はマスクして、周りに感染させないように注意することが大切です。赤ちゃんがよく触る玩具などをアルコール綿でこまめに消毒することも、感染予防につながります。

 

(2017年10月25日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。