ビジネスパーソンにとって、今やパソコンやスマートフォン(スマホ)は欠かせない存在です。6人に1人はデジタル機器を1日8時間以上使用しています。デジタル機器を日常的に使う現代では、多くの人が身体と精神の複合的な疲労、いわゆるデジタルライフ疲労を感じています。仕事だからと常にデジタル機器を離さない生活を続けると、気づかぬうちに心身にストレスがかかり、体調不良などを引き起こすことになります。パソコンやスマホの画面から発生するブルーライトは、自律神経に影響を与えます。睡眠・覚醒リズムを動かし、一日のリズムを乱すことになります。
デジタルライフ疲労を取るには、Rest(休息)、Relax(くつろぎ)、Recreation(楽しみ)の3Rが大切であるとされています。仕事でデジタル機器を使用しなければならない生活の人は、家庭では使用しないように心掛けることも大切です。見ない時間を確保すべきです。
(2017年10月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)