子宮頸がんワクチン“接種呼びかけ”判断先送り

 予防接種の呼びかけが中止されている子宮頸がんワクチンを巡り、厚生労働省の専門家会議は、接種を再開するかどうかの判断を先送りしました。

 専門会議では、最新の調査結果が発表され、ワクチン接種後に失神など意識レベルの低下や全身に広がる痛みなど副作用を訴え出たケースが2320件あり、このうち、重症な症状は538件に上がることが報告されました。

 接種の呼びかけを再開するかどうかは、「ワクチンの因果関係などをさらに議論する必要がある」として、判断を来月以降に先送りしました。

 専門家会議で副作用の因果関係について慎重な検討がなされるとのことがあるが、一刻も早いHPVワクチンの接種勧奨が再開されることが希望される。

(2013年12月26日 朝日新聞)

(吉村 やすのり)

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