日本スポーツ振興センターの調査によれば、学校での怪我や病気に対して支払われる災害共済保険給付の件数は減少しています。安全意識の高まりが背景にあります。学校内外の安全対策を子ども自身に考えさせる動きが広がっています。身を守るには、児童が自分で考え、行動することが重要との考えが背景にあります。
学校の安全に関する国際的な認証である「インターナショナルセーフスクール(ISS)」制度があります。このISSの認証を受けることにより、校内での怪我が減少している学校が多くみられます。1人1人が安全をひとごとでなく、自分事と捉えることが大切です。全体を底上げするには、全ての学校に安全主任を置き、継続的な対策を講じることが大切です。
(2017年12月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)