厚生労働省の調査によれば、育児に積極的にかかわるイクメン男性ほど仕事にもやりがいを感じていることが分かりました。1~2歳の子どもを持つ男性、約2,000人に聞いています。育児に十分関わっているかという問いに「そう思う」と答えた男性のうち、半数以上が仕事にやりがいを感じると答えています。一方で育児の関わりに「そう思わない」と答えた男性で仕事にやりがいを感じるとしたのは、2割程度にとどまっています。
男性が育児休業を取った場合の、自身のキャリアへの影響について聞くと、育休を取得した男性のうち65.3%が復帰後に変化はないと答えています。ただ、帰宅時間や仕事量に配慮されるようになったことを不満に感じるという声もあがっています。女性活躍や働き方改革を進めるためには、女性だけが担うワンオペ育児が問題になっており、育児参加を希望する男性への支援や環境づくりが大切です。
(2018年1月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)