インフルエンザの大流行

 インフルエンザの大流行が続いています。厚生労働省の発表によると、最新の1週間の患者数は、定点医療機関1カ所あたり54.33人に上っています。3週連続で過去最多を更新し、全都道府県で警報レベルの30人を超えています。今がピークと考えられていますが、今後しばらくは患者が多い状態が続く恐れもあります。全国の推計患者数は約282万人に達しています。年齢別では59歳が約62万人と最も多く、休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は、1752施設に上っています。
 直近5週間のウイルスの割合は、例年23月に感染者が増えてくるB型が最も多く、全体の5割を占めています。B型は高熱が出なかったり、下痢など消化器症状が多かったりすることがあります。インフルエンザと思わずに学校や職場に行き、感染を広げてしまう恐れがあります。次いでA香港型、2009年に新型として流行したA型のH1N1が続いています。

 

(2018年2月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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