患者7人に看護師1人の手厚い体制でがんなどの重症患者を診る7対1病床は、入院基本料が1日あたり1万5,910円と最も高くなっています。しかし、症状が安定した患者も入院するなど、体制と患者の状態が合致していないことが指摘されています。
同時に、7対1病床と、次に体制が整った10対1の急性期病床の入院基本料を現行の5段階から7段階に再編し、重症患者の割合などに応じた入院基本料を設定します。現在、7対1と10対1の入院基本料の差が1日あたり2,040円もあり、病院が収入減を避けようとして、7対1病床が過剰になっていました。そのため国は、7対1病床を減らそうとしています。
(2018年2月8日 読売新聞)
(吉村 やすのり)