人がにおいを感ずる仕組み

人が食べ物のにおい分子を感じるのは、鼻からの空気で感じるオルソネーザル経路と、食べ物を飲み込む時にのどの奥を経由して感じるレトロネーザル経路の2つがあります。風邪などで鼻が詰まると食べ物の味が分からなくなるのは、2つの経路が遮断されるためです。
人の骨格は、レトロネーザル経路からのにおいを感じやすい仕組みで、味覚だけでなく、においやのどごしなど様々な感覚で美味しさを感じます。食べられるかどうかだけでなく、人はにおいを楽しむ感覚を進化させています。

(2018年2月8日 毎日新聞)
(吉村 やすのり)

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