新生児の死亡率

国連児童基金(ユニセフ)は、世界各国の新生児死亡率を発表しています。生後28日未満で死亡した乳児の割合を比較しています。日本の死亡率は世界で最も低く、赤ちゃんが最も安全に生まれる国です。最悪のパキスタンは日本の約50倍の高さです。わが国の周産期医療の素晴らしさを示すデータです。
日本は千人当たり0.9人で、アイスランドの同1.0人などが続いています。先進国でも、カナダは38位で3.2人、米国は41位で3.7人です。最も多かったのはパキスタンで45.6人です。中央アフリカ42.3人、アフガニスタン40.0人と続いています。最悪の10カ国中8カ国が、貧困や紛争に苦しむサハラ砂漠以南のアフリカです。死亡原因の8割以上が早産や出産時の合併症、肺炎などの感染症です。

(2018年2月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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