朝日新聞と東京商工リサーチの調査によれば、上場企業の社外取締役の1割程度が、取締役会への出席率が90％未満で、75％未満のケースもあることがわかりました。東京証券取引所第一部に上場する企業約2千社の約4,900人の社外取締役の平均出席率は96％でした。全体の7割が出席率100％で、2割が同90～99％です。1割が同90％未満でした。
社外取締役の取締役会への出席率は9割以上が望ましいとされています。社外取締役の年間報酬は、明らかになったのべ約4,600人の平均で657万円です。現在、あすか製薬株式会社とドン・キホーテホールディングスの社外取締役を務めさせていただいておりますが、年に1回程学会のために欠席することがありますが、9割以上の出席率は確保しています。企業統治をより機能させるためには、質と多様性を高める必要があると思います。
（2018年2月21日 朝日新聞）
（吉村 やすのり）
