HPVワクチン副反応に関する名古屋スタディ

名古屋市立大学大学院医学研究科鈴木貞夫教授の名古屋スタディが、Papillomavirus Researchに掲載されました。名古屋スタディは7万例以上の女子を対象としたわが国最初のHPVワクチン副反応に関する大規模調査です。
ワクチン接種群では月経出血の異常、月経不順、不正出血など月経に関する諸症状の増加傾向がみられましたが、関節症、頭痛、視覚障害、目まい、歩行障害など24の副反応と考えられている諸症状において、非接種群の間に差違が認められませんでした。本論文では、HPVワクチン接種後にみられる副反応症状とHPVワクチンとの因果関係はないと結論づけています。

(Papillomavirus Research 23 February 2018)
(吉村 やすのり)

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