厚生労働省の雇用均等基本調査によれば、男性の育休取得率は2012年度の1.89%から徐々に増えています。2016年度は過去最高の3.16%に達しています。しかし、女性の81.8%を大きく下回っています。政府は2020年までに13%に引き上げる目標を掲げています。産業別でみると、金融・保険業が12.33%で最も高くなっています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのアンケートによれば、男性が育休を取らない理由としては、職場が育休を取りにくい雰囲気だったが26.6%で最も多くなっています。会社で育休制度が整備されていなかった、残業が多いなど業務が多忙、所得減の心配があったなどが続いています。
(2018年3月8日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)