風疹とは―Ⅱ

風疹ワクチン
風疹は、かつてはほぼ5年ごとに大きな流行がみられました。2013年に大流行が起こっています。子どもがうつるものと考えられていた風疹ですが、2013年の流行は、当時20~40代の成人男性からの感染です。妊婦さんに免疫があっても、風疹感染者との濃厚な接触では、赤ちゃんを守りきれないことがあります。風疹にかかる人を減らすことが先天性風疹症候群の赤ちゃんを減らすことにつながります。



30~50代の男性に、風疹に抗体が不十分な人が多いことがわかっています。風疹ワクチンの接種率は世代によって異なっていますが、30~50代の男性のワクチン接種率が低くなっています。また、この年代の男性は、妊娠を希望する女性・妊婦さんのパートナー世代であると同時に、働き盛りの世代でもあるので、職場等で妊婦さんと接触する機会が多く、特に注意が必要です。

(公益財団法人日母おぎゃー献金基金)
(吉村 やすのり)

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