生活保護の受給世帯のうち、高齢者世帯は、1990年の約23万世帯から2015年には約80万世帯に増えています。これは全受給世帯の半分を占めています。貧困状態にある人の割合を表す相対的貧困率も、一般の世帯より、高齢者世帯の方が高くなっています。独居の高齢者も増えています。2015年の国勢調査によると、その数は2000年のほぼ倍となる約593万人になっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年には約896万人に上るとされています。
(2018年5月1日 読売新聞)
(吉村 やすのり)