人口構成は65歳以上の高齢者層が増えています。2015年国勢調査では3347万人で、総人口に占める割合(高齢化率)は27%となっています。50年前の1965年は624万人で6%でした。50年後の2065年には3381万人で38%に上昇する見込みです。
心配されるのは働き手不足です。中心となる15~64歳の生産年齢人口は、2015年で7629万人でしたが、2065年には約4割減の4529万人と推計されています。一方、働く高齢者は増え続けています。65歳以上の就業者は2017年で807万人で就業率は23%です。ほぼ4人に1人が働いています。高齢の就業者は、この10年で約270万人、就業率で3ポイントも増えています。
(2018年6月2日 読売新聞)
(吉村 やすのり)