働く女性の健康増進調査―Ⅲ

望んだ時期の妊娠
妊娠を希望した人たちのうち、望んだ時期に妊娠できなかった人が53.3%と半数を超えていました。また、ヘルスリテラシーが高い人の方が、そうでない人の約1.9倍、望んだ時期に妊娠していました。

 

なお、望んだ時期の妊娠とは、ヘルスリテラシー尺度の「女性の体に関する知識」の項目 が、最も関連性がありました。



望んだ時期に妊娠するためにあれば良いと思うものとしては、「時間有給休暇等、有給休暇を取りやすい職場の雰囲気」と回答した人が57%と最も多く、次いで「検診や受診のための有給休暇制度(時間有給、短時間勤務等)の柔軟性」が約43%、「育児休暇後に復帰しやすい職場の雰囲気」が約38%と上位を占めていました。さらに、「妊娠に適した時期や妊娠する力に関する学校での授業」が約 34%、「妊娠・出産の希望も含めてライフプランを考える学校での授業」が約 23%と続き、学校教育へのニーズも多くみられました。

(働く女性の健康増進調査2018)
(吉村 やすのり)

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