東京大学社会研究所らの全国の小、中、高校生とその保護者2万1,000組の調査によれば、将来の目標が明確になったり、勉強が好きになったりした子ほど、自己肯定感が高くなる傾向が浮き彫りになりました。また、将来の目標が「明確」と答えた子のうち、46.1%は全ての調査で自分の長所を言える、と回答しています。一方、「不明確」とした子のうち、全ての調査で自分の長所を言えると回答した子は、16.9%に過ぎませんでした。
自己肯定感を高めるためには、将来の目標や勉強に対する意識など、保護者や教員の働きかけが大切であることが明確になりました。
(2018年6月7日 読売新聞)
(吉村 やすのり)