世界の政財界のトップが集まるダボス会議を主催する世界経済フォーラムの発表によれば、世界140カ国・地域のうち、日本の国際競争力ランキングは5位となり、前年の9位から順位を上げました。ランキングは12分野の98項目で採点されています。首位は前年2位の米国で、2位はシンガポール、3位がドイツでした。前年まで9年連続首位だったスイスは4位となりました。
日本は分野別の評価で、国民の健康寿命による健康がトップだったほか、インターネット利用者の割合の多さなどの情報通信技術の受容や、交通網の整備などのインフラで高得点を獲得しています。一方、労働市場の流動性や、教育での批判的指向の導入が低くなっています。また女性の労働参加の指標では、140ヶ国中64位でした。
(2018年10月18日 読売新聞)
(吉村 やすのり)