少子・高齢化社会の到来―Ⅱ

高齢者1人を支える現役世代の人数
2040年が注目されるのは、社会保障給付費が膨らむためだけではありません。社会保険料や税を納めて社会保障制度を支える15~64歳の現役世代の人口が、2割以上も減ってしまいます。今は1人の高齢者を2.3人の現役世代で支えていますが、2040年にはわずか1.5人で支えなくてはならなくなります。
日本の社会保障は、高齢世代が手厚い給付を受けていますが、高齢者自身の負担は軽く、現役世代が肩代わりしています。それでも足りない分を、国の借金である国債で賄い、将来世代にツケを回しています。

(2018年10月25日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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