高額療養費制度とは、医療費の自己負担に一定の上限額を設けたものです。年齢や収入により上限は異なりますが、年収の目安が370万~770万円の会社員の場合、月100万円の医療費がかかっても、自己負担は8万7,430円で済みます。
勤め人が治療で長期間休むことになった場合は、加入する健康保険から傷病手当金を受け取れます。働けない間、給与の約3分の2の金額が最長1年6か月にわたって支給されます。また、医療費控除は、家族にかかった年間の医療費の合計が原則10万円を超えた場合、確定申告により所得税の一部が戻ります。
(2019年2月14日 読売新聞)
(吉村 やすのり)