市場調査会社シード・プランニングの将来予測によれば、国内の再生医療の市場規模は2015年の140億円から、2030年に1兆1,000億円に拡大すると予測されています。このうち、がんが全体の3割(3,300億円)を占めています。iPS細胞を使った再生医療は、目の病気やパーキンソン病などで次々に治験・臨床研究へと進んでいますが、がん免疫療法への応用も研究開発は国際的に活発化しています。
がん免疫療法は、再生医療の中でも特に市場規模の拡大が期待されている分野です。
(2019年2月24日 読売新聞)
(吉村 やすのり)